介護予防のために必要なこと

加齢によって心身が衰弱した状態を指す医学用語に「フレイル」というものがあります。
このフレイルといわれる時期に、適切な対処をすることが、介護予防につながるそうです。
では、実際にどのように対策をすれば介護予防につなげられるのでしょうか?

まず一つ目は、高齢者のフレイルの状態をできるだけ細かくチェックすることです。
心身をトータル的に判断するフレイルのチェック表はないものの、身体的なフレイルの状態を確認するためのチェックシートはあります。
そのため、チェックシートを活用して、高齢者の身体の状態がまずはどの程度のフレイルのレベルにあるのかを調べましょう。

次に、身体面のフレイルのレベルを確認したら、本人の日常生活の中でフレイルのレベルを悪化させる要因がないかをリサーチします。
高齢者は持病を抱えていることが多く、加齢によって身体機能が衰えてくると、家に引きこもりやすくなり、どんどんフレイルのレベルが上がってしまいかねません。
そのため、フレイルのレベルを上げる要因がある程度絞れたら、適度な運動を促したり、外出の機会を設けたり、要介護度の認定を受けられそうなら、デイサービスの利用を検討しましょう。

また、介護予防のためには、高齢者本人だけではなく、その家族やケアマネージャーなどのサポートも欠かせません。
フレイルの状態が進行してしまうと、介護サービスなしでは自立した生活が送れなくなるので、周囲が早め早めに対処することが大切です。>参考サイト